◆ 出動

17日午前中に某TV局から取材要請があったが

やはり「危険」だということで

管理事務所から出船の許可がおりなかった。


 今度は午後に某電力会社から電話があった。

「陸路が全く使えないので、ボートで資材と人員の輸送を・・・。」

 正直すぐにYESとは言えなかった。

危険ということもあったが、

当然仕事の予定も段取りもあり、みんなに迷惑が掛かる・・・。

でも 逆の立場になって考えてみた。

日頃お世話になっている早明浦ダム周辺の地区の方々という事もあって

再度「YES」の意思を電話で伝えた。

 

運搬に使用する目的と危険ということもあって

GAMBLERよりAGGRESORを引ぱって行く事にし

五台山マリーナに船台に乗せてあるAGを

トレーラーに乗せかえ明日に備えた。

 

◆ 流木・濁り

18日。道中に見える吉野川のかつてない水量と濁りに

少々ビビリながらも AM7:00前に現地到着。

弱気になったらダメだ。「車中で自分に一発渇を入れる」が

すぐにスロープの流木に現実を思い知らされる。

某電力会社のスタッフも来てくれてはいたが、

トレーラーから出したボートを沖に出すのは自分一人の役目だ。

 

その後 早明浦荘下でスタッフ2人を乗せ、

まず瀬戸川の被害状況の調査に向かった。

道中 かなりの流木があったが

隙間をなんとか航行できてラッキーだった。

 

あまりの濁りに水面を走っている感覚が無く

まるで雲の上を走っているようだった。

現地の被害状況は想像以上のものだった。

土砂崩れの規模は大きく個所も多く

「どうやって復旧するのだろうか・・・」

といた具合だった。

 

A突風・つながらないドコモ

Bホバリング・急がば回れ

C連絡     

D備えあれば・・・

E 灯台の明かり

 

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