◆11時頃、少し時間が空いたのでボートを乗りに行こうと思った。

台風のせいで少々風があるがまだまだ晴れてるし

「いーこうっと!」

で出かけたはいいが、山を侮ってはいけません。

現地に着くと台風特有の一瞬大雨、一瞬ちょい晴れの天気。

「あーあ、やっぱり帰ろかな・・・」

ふと見るとどっかで見た黒のハチマル、トレーラーは赤のギャンブラー専用。

(あれー浜ちゃんしばらく釣りに行けんっていいよったのに???)

こんな時、仲間が居ると分かるとやはり降ろしたくなるのは僕だけではないはずである。

(帰りは一緒に上げてもらおうっと)

 

◆今日は先日届いた 【MAZCO HP4】 をはいていた。

初めてのプロップを回す時は何回経験してもドキドキものだ。

当たればラッキー、外れればウン十万円のただの置物となってしまうから。

いつもと同じようにキーをひねってみる。

アイドリングの感じはいい。

(滑走はどうだろう?神様 お願い!)

トリム全閉を確認したあと一気にアクセルを踏み込んでみた。

軽いとはいえないギャンブラー2100を今までで一番軽く立ち上げる事に成功した。

(いい、いいやんか!)

低速は?

(いける、いけるやんか!)

通常 低中速でピッチングしやすい艇なのだが、25、30、40mphでも ”キレイ” に滑走できる。

(使いやすい!)

高速はどうだ?

トリムとジャックを調整しながら全開付近までもっていく。

このプロップはカップがキツイためか、高速になれば前回のパフォーマンスの方が操作性がいいように感じた。(あくまでも好みの問題です)

[今回は雨なので前回とは条件が全く違う]

とは言っても、”扱い難い”というレベルではなく、トロフィーよりは全然 ”いい感じ” である。

 

 ◆おまけで持って行っていた 【ハイドロモーティブ】 もはかしてみた。

前回アウトローではあまり ”いい感じ”では無かったので期待せず、アクセルを踏み込んだ。

でも

(どうだ、ハマればもうけもん!イケッー)

立ち上がりはやはりマズコの方が優秀であった。

(でもがまんできるレベル)

回転を上げていくと・・

(うん?音が違う?でかい?)

そう、半キャビリでも無いのに通常より大き目の でも心地よいサウンド?と共に加速し始めた。

(あれ、結構えいやんか?)

前回のアウトローの時より ”いい感じ”である。

6,500rpmまでもっていくとこれまた ”いい感じ”なのだ。ハンドリングもいい。

(いけてるやん!?、いい、いい。)

最高速はマズコより3、4mph速かった。

二人乗りでもスピードは落ちなかった。

 

◆そんな事をして遊んでいると、いました浜ちゃん、紅白のアウトロー。

(釣っている姿も ”うすくて”なかなかカッコイイじゃない)

「釣れますか?」

ホゲーリーさんも同船していた。

「昨日ほど釣れん」

「昨日も来ちょったがあ?」

「昨日は癒し系早明浦やったでえ」

「浜ちゃん、ステアリングどう?」

「えい!こじゃんとえい!」

「良かった、ちょっと乗らいてくれん?」

「かまんでえ」

油圧ステアリングの定番 【SEA STAR PRO】 に交換したのだ。

エンジンを掛けアイドリングでボートを旋回させてみる。

(えい、やっぱりシースターや)

一気にアクセルを踏み込み全開にしてみる。

軽からず、重からずのハンドリングはまさに ”いい感じ”であった。

「浜ちゃん、ついでにマズコはかしてみますか?」

「よう買わんきえいで」

「こんな機会もう二度とないで、タダやきハメてみたら」

「はかしてみろか」

ひと走りしてきたあと

「辻やん、これいいわ」

それ程 浜ちゃんアウトローにこのマズコはハマッていた。

トロフィーより立ち上がりも速く、最高速も約5mph速く、ハンドリングも良好であった。

「まあ、とりあえずマズコ今日はマリーナに持って帰るき。」

「ついでにパフォーマンスもはかしてみる?」

パフォーマンスの立ち上がりは悪かったが最高速はマズコより速かった。

しかしアウトローには総合的な「使いやすさ」で完全にマズコの方がハマっていた。

 

 ◆今日の結論

「プロップは はかせて みないと 分からない。」

昔からの言い伝え通りの結果でした。

 

*あくまで素人の感性の話です。