毎晩寝る寸前まで
3fのベイトロッドに
プラグをつけて投げている
しんたろうに
なんとかトップで釣らせてあげたいと思い
先日、合間をみて穴内ダムに
一緒に行った。
ご存知の通り
堰堤に着いてからの
グネグネ道にしんたろうはすでにダウン。
「これに 吐きよ。」
と ビニール袋を渡す(涙)。
「もう着く、もう着く」
とだましながら何とか到着。
平日なのに数隻の先客。
スロープのすぐそこで見えバスもチラホラ。
しんが必死になって
投げるが 全無視。
諦めてボートを降ろすことにした(笑)。
通称 農ワン を回ったが二人ともノーバイト。
スロープ前の立ち木に再び帰ってきた。
僕が後ろ向いてライントラブルをしてる時
しんはノムノムんちで自分で選んだ
ピンクのイカ?(ゲーリー)
のノーシンカーを投げていた。
「そんなん 釣れるかえ??」
と言っていたまさにその時
「フィッシュ!!」
と しんの竿が曲がっている。
「まじでェ??」
振り返って見てみると
ほんとに先が
グリグリなっている(驚)
「凄いねェ しんちゃん!
お父さんより先に釣ったねェ!」
ランディングも慣れたもので
サマになってきた(笑)。
いつもの
「センキュウ バァァス」
とリリースをしたあと
僕の方を振り返り言った言葉は
「きょうはしんちゃんにさきにきたねえ!
おとうさんも はようつりよう!」
(涙)(涙)・・・。
その後
太陽も傾き
いよいよトップで出る時間帯になった頃
僕は何とか父親の面目を保てるぐらいの数を釣り、
しんは合計二匹を釣上げていた。
時折ではあるが
あちらこちらで
「バッシャ! バッシャ!」
とライズも聞こえる様になっていた。
僕のトップに一匹出た。
「しんちゃん、トップなげやァ!」
「しんちゃん これがえいもん」
見てみると例のノーシンカーを付けている。
「しんちゃん、ダブルスウィッシャー好きやったやんか!?」
「いまは あんまり すきやないがやもん」
「おもしろいき やってみいや」
「しんちゃん これがえいがやもん」
「・・・」
一度言い出したら 絶対言う事を曲げない
彼は
末恐ろしい
虎年である(笑)。